Erewhon パッケージ画像エロゲー感想

Erewhon

エロゲー感想
A 前半S、後半C。序盤の雰囲気作りとエロは素晴らしかったが、やや尻すぼみか。

あらすじ

きっかけは一冊の手記だった。
偶然手に入れた手書きの手記に記されていた“地図にない村”。
そこは――

狂い咲く椿、一足早い紅葉、沢山の赤い花々。
気が狂いそうに赤い森に囲まれた山奥の寒村、来待(きまち)村。
青年はその村に来訪神(まれびと)として迎えられる。

ようこそ、おいでくださいました。御廻様(おめぐりさま)。
今年の祭りは二十年に一度の特別な式年大祭でございます。
この者たちは、この特別な年に訪れる御廻様のために生まれ育った
斎(いつき)の者たちでございます。
ふたりは毎夜交代で伽に参ります。
村の美しい娘を一夜妻として神に差し出す……
これは古代からつづく大切な斎の儀式。
神を歓待するための、神聖な行為なのです。

声優 / キャラクター

阿式 十子
阿式 十子 役
永見 稀世良
永見 稀世良 役
サエ
サエ 役
永見 美壽々
永見 美壽々 役
阿式 八千代
桐野侑未
阿式 八千代 役
田儀 千鶴江
卯月ここ
田儀 千鶴江 役

サンプルCG

Erewhon パッケージ画像
previous arrowprevious arrow
next arrownext arrow
previous arrownext arrow
Slider

感想

濃厚なエロを備えた、田舎の因習モノ。

抜きゲーとしても最上級に「使える」エロさでありながら、
読み応えのある、重厚なシナリオゲーとしての側面も併せ持つゲーム。
シナリオライターはeuphoriaの人。

※ネタバレ色強め

Hシーンについて

Hシーン、特に序盤のヒロイン二人の味見期間は素晴らしく、
「御巡様」として崇められる主人公に対しての濃厚な奉仕はたまらないものがあるが、
凌辱ゲーであるはずなのに、何故か終わったときに凌辱的な満足感がない。
Erewhon サンプルCG006
というのも、凌辱や乱交シーン自体は数あれど、
十子稀世良という、メインの二人が嫌がって凌辱されるシーンは一つもないんですね。

祭りに入れば乱交シーン自体はありますが、祭りに入ると十子は体に鬼を宿し、十子としての自我を無くしてしまうので、乱交ではあっても凌辱的な魅力には欠けます。

Erewhon サンプルCG007
強いて言えばサエルートでは十子がお仕置き輪姦される事はありますが、
これも十子自身が甘んじて状況を受け入れているので、なんか違う。

稀世良に至ってはどのルートでもあれこれ難癖付けた結果生贄になるのは十子なので、そもそも稀世良が主人公以外に犯されるシーン自体が稀…。(多分乱交シーンの隅っこで一回だけ?)

Erewhon サンプルCG003
結局凌辱感のあるシーンで実用的なのはサエの過去編くらいで、あとはババア組(失礼)のお若い頃の輪姦だったり、モブ輪姦だったりと。それはそれで良いけれど、やっぱりパッケージの二人の凌辱に期待してたところはあるじゃないですか。

シナリオについて

前半はよくある田舎の因習エロ。
後半は…えっと…なんか凄いことをしようとしちゃったファンタジー。

物語の導入は完璧と言っても良い出来だったのに、
後半の内容が、それまでとはあまりにもかけ離れていました。

ファンタジーだろうとは思っていたけれど、
想定の3倍くらいファンタジーだったというか。

若干…後半は…なんだこれ…?って感じで見てました。

Erewhon サンプルCG002

方向性とプロット

なんかね、これは良い…最高の抜きゲーだ…!とか思ってたら、なんかだんだん雲行きが怪しくなってきて、あれよあれよと話は進み、気付いたら主人公が村の洞窟に棲む時の概念を超越した妖怪みたいになってるんですよ…。

いえ、分かります。物語として、やりたいことは分かりますよ?分かりますけれども。

しかしこの手のシナリオは、「プレイヤーが魅力を感じられて、感情移入出来る主人公」じゃないと成立しないと思うんですね。でも、この主人公にはそこまでの魅力も個性も感じられないから、読んでいてもどうでも良くなってきちゃう。

そもそもの話、知り合って数日の十子と主人公が、そんなに大層な恋をしていたとはどうしても思えません。主人公自体、魅力に欠ける人ですし、設定の上で二人にどれだけの愛があったとしても、それをプレイヤーに伝えるには説得力が足りません。

もちろん過ごした時間の長さが全てという訳ではないけれど、過ごした内容という意味でも、この二人が共に過ごした数日間と、それからの壮大なお話が、あまりにも釣り合っていないように思います。

私は物語を楽しむときに、「主人公に好感が持てるかどうか」をかなり重要視するので、今回はそれが悪い方に作用したのかもしれません。十子あるいは主人公に好感を持てるなら、十分に楽しめるシナリオだと思います。

ガチで空気なヒロイン2号

Erewhon サンプルCG008
あと、あれっだけ意味深に登場しといて1ミリも本筋に関わってこない稀世良さんですよ。

え、何?この子、ちょっと思い込みの激しくてエロいだけの子だったの?

じゃあパッケージのダブルヒロイン感なんなの?

いや、エロ担当ならエロ担当でいいですよ。
エロいところも個性になっていたので、キャラとしては、いいキャラしてたと思います。
でも…いくらなんでももうちょっと話に噛ませてあげて?

求めていたもの

稀世良がちゃんと出てくる段階の雰囲気作りはサイコーだったので、タイムトラベルまで風呂敷を広げずに、鬼や呪い・土地神程度のファンタジーで勝負してほしかったなぁ。

私がこの作品のイントロを見て期待していたのは、

一週目は罠にハマって不可避のりょーじょく
個別ルートで設定の掘り下げ&話の盛り上げ、トゥルーエンド
おまけで酒池肉林のハーレムルート…

 

…みたいな感じだったんですよ。
ネバーランドよろしく、いかに「村の秘密」に気付いて、黒幕と駆け引きを繰り広げ、ヒロイン達と脱出するか…みたいな伝奇幻想サスペンスが読んでみたかったですね。

選択肢次第でヒロイン達が凌辱されてしまう感じで。

返す返すも、序盤の雰囲気は最高なんだよ!!

Erewhon サンプルCG010

ラスボス

裏主人公かつラスボスの美壽々さんに対しても、真相が明らかになる頃には主人公が躁鬱のヒキコモリなので特にやり込めるとかもないですし、プレイヤーが「主人公何やってんだコイツ」と思った時点で、物語のカタルシスが一切なくなります。むしろ過去編を見て、美壽々さんのほうに感情移入してましたね。いいぞもっとやれと。

話が進むにつれてエロシーンの実用性も下がっていくし、何とも尻すぼみ感のある作品でございました。

肝心なところで言葉の選択や比喩表現が少し安っぽくなるのと、三点リーダー(…)をやたらと多用するのも微妙に気になったところ。

声優について

Erewhon サンプルCG005

もう一つ残念だったのは、ちゅぱ音的に見て、声優の力がやや足りていないこと。
いわゆるTier1=トップクラスの人材は杉原茉莉さんだけだったかなと。
もちろん好みもありますが。

ヒマリさんはゆったりした部分なら良いけれど、
輪姦シーンなどの激しい部分では少し弱さを感じてしまったかな。

このゲームはフェラシーンのテキストが秀逸で、舐め・吸い・咥え・スパートなど、フェラの状態でテキストを使い分けてくれる貴重なライターさんなのに、フィニッシュ付近の激しい吸いテキストを表現できる声優さんが少なくて勿体なさを覚えた。

UI・Configについて

BGV有り / クリックオート継続○ / クリックボイス継続○

いつも通りの "業界最強" CLOCKUP。
あらゆる項目が設定でき、これに文句をつけるようならエロゲーのしようがないほど完璧。
グロ系シーンのon/offがあって一応offにしていたものの、大したシーンは無かったので別にonでも良かったかな。

HシーンでのみBGMをオフにする機能の話

稀世良のHシーンの導入で、ねちっこいキスをしてくれてるのにBGMが切れていなくて、つまりキスがHシーンとして扱われていなくて少し悲しくなりました。(案の定回想でもキスはカットされていた)

好きなシーン

ゲーム開始直後のシーン。
これだけ意味深かつ神秘的に登場しておきながら、現実はタダの電波ロリっ子な稀世良さん…ウーン…。くっそ濃厚で長尺なキス(回想登録あり)なんでエロとしてはさいこう。
ちょっと稀世良さんが喋りすぎていて、ちゅぱ音ボリュームとしてはイマイチ。
差分有りのがっつり玉舐めがあるのと、このゲーム全体の傾向としてお掃除や精飲描写にはこだわりがある感じで、特にタイマンの和姦フェラシーンではいずれもお掃除描写がクッソ濃厚でたまらない。お掃除でも竿舐めから尿道吸い~と順番に使い分けてくれる。特にくっちゃくっちゃと濃ゆい精液を噛み砕くシチュがツボ。
ロリアナル舐めっていいよねえ…
差分の切り替わりが激しいが、1枚絵のクオリティが高く、差分の描き方がうまいのか違和感が少なくて案外良かった。射精後すぐにお掃除フェラ(ねっとり舐めメイン)を始めるのがとてもいい。
挿入シーンで好みなのはこのシーンくらいかも。
やや正気を失ってしまい、主人公のことしか見えなくなった十子とのいちゃらぶ、良いですね。
サエルートのエンディングにある、何の憂いもない、いちゃいちゃ濃厚フェラ。サエの生い立ちや性格的に、すっっっごい献身的に濃厚なフェラしてくれそうな感がぷんぷんしててヤバイ。
Erewhon テキストサンプル
ちょっと主人公俺と変われと。
フェラ+両サイド手コキの4pだけど、しゃぶるのは正面の1人だけなのでタイマン的に使えるかな。
美壽々口内→稀世良口内→母娘顔射の3連射。
フェラ好きなら結構分かってくれるポイントだと思うんですが、射精後の丁寧なお掃除フェラでそのままもう一度射精するフェラって最高に幸せだと思うんですよ。母娘に一回ずつ出した後にねっとりお掃除フェラまで完備で、おいおい最高かよと思ってたらそのままもう一回出してくれて、もう最高を超えた何かでございました。
稀世良とキス、美壽々+モブ二人がトリプルフェラ、モブ乳首舐めの接待シーン。
人数が多い弊害で稀世良パートが少なくなっちゃってて、キスボリュームとしてはやや物足りないけれども、シチュエーションとしては最高のハーレム。

まとめ

お勧め度

幻想的かつ美麗で、肉感的な表現まで感じられる「エロい」グラフィック。
それらを引き立てる、濃厚なテキスト。
文句の付けようのないUI。

前半だけなら、本当に抜きゲーとして完璧と言っても良い完成度の高さ。
前半の熱度を保ったままゴールまで上手に行ければ、S+は堅かったんじゃないかな。このままでも十分にいいゲームだけど、だからこそ勿体無いと感じて熱くなってしまった。

シナリオの評価に関しても私の個人的な好みに依るところが大きいので、このシナリオが好き!っていう人も結構多いんじゃないかな。いろいろ書いたけど、少なくともエロ的にはめっちゃオススメです。

フェラゲー度
キスゲー度
ボリューム